三井克造

Message from the President

三井克造


代表取締役社長

インターネットやIT技術が発達し、物流や商流にも大きな変化が訪れています。しかし、商品を守るエコロジーな梱包材として、また製品のブランド力を高めるパッケージとしての「紙器」の価値は、これからもますます高まっていくはずです。誰かから贈られたプレゼントのパッケージに心が躍ったり、真新しいスマートフォンやタブレットを収めた美しいケースに気分が高揚したり。そんな世界に通用する紙器をゼロから生み出せる喜びと感動が、この仕事にはあります。
クリエイティブな発想を育むために取り組んでいるのが、自由度の高い職場づくりです。決められたことをやるのではなく、お客様にとって何が必要かを自分の頭で考え、とにかく手を動かして形にする。そんなワクワクする時間を増やすためにも、与えられた時間の余白を有効に使い、会社だけでなく自分自身の可能性を広げていただければと思っています。私自身も自由な社風づくりと待遇面の改善を平行して前に進めながら「いつまでもここで働き続けたい」会社に少しでも近づけられるよう頑張ります。一緒に、次の未来を目指しましょう。


桂木健一

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桂木健一


営業部 課長

入社して約20年になります。当時の三井紙器ではダンボールや化粧箱などをメインで手掛けていて、貼箱の受注はそれほど多くありませんでした。その状況が大きく変わったのは、高知のお土産商品の仕事でした。先方からの大量生産の依頼に応えるために設備機器を導入したことで、安定的な生産に成功。その商品は、今に続くロングセラーとして売れ続けています。その後は、県内外への地道な営業活動によって、お菓子やお酒、携帯電話の箱など、さまざまなパッケージを手掛けるようになりました。

三井紙器の営業の面白さは、クライアントとの打ち合わせだけでなく、図面の設計から材料のチョイスまでトータルで仕事に携われることです。完全な分業制を敷いている大企業と比べて小回りが効くほか、打ち合わせの席でのリアルタイムな提案も得意なためお客様からも喜ばれています。箱が完成してお客様にお届けした時に、喜びの反応をダイレクトに受け取ることができるのは営業部の役得ですね。モノづくりが好きな方には、この仕事の楽しさややりがいを、ぜひ一度味わってみてほしいと思います。


下込友香

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下込友香


営業部

徳島という地方にもかかわらず、全国的なクオリティで真剣にモノづくりを行っている三井紙器の姿勢に惹かれ、転職を決意しました。営業と言ってもお客様との商談だけではなく、実際に新商品のイメージをお伺いし、商品サンプルの設計にまで携わることができます。専用ソフトを使ってデザインを図面化したものを他の部署に回し、立体的なサンプルが上がってきた時はいつも心からワクワクしますね。一生懸命にモノづくりをしている時は仲間たちの目も輝いていて、大変だけどみんなすごく幸せそうです。

入社して3年目なので、まだまだ覚えることはいっぱい。お客様との間に信頼関係を築くのは一朝一夕ではできませんが、一つの案件を全力でやり抜くことで、少しずつ成長できている気がしています。苦労した商品が完成し、お客様から「売れてるよ!ありがとう」と声を掛けられた時は、感動し過ぎて飛び上がりそうになりましたね。何にでも自由に挑戦させてくれる会社に感謝しながら、お客様に安心してもらえる営業担当になりたいです。


浜田良博

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浜田良博


トムソン加工課 課長代理

さまざまな形状のパッケージをつくるためには、大きさや組み立て方によって紙を複雑な形にカットする必要があります。その工程を「トムソン加工」と呼び、木型と呼ばれる刃のついた型を用いて厚紙を正確に打ち抜いていきます。紙にミシン目や折り筋を入れたり、凹凸を付けたりするのもトムソン加工の大切な役割の一つ。三井紙器では多品種・小ロット・短納期を大きな武器としていますが、トムソン加工による複雑な型の打ち抜きも、得意分野の一つと言えるでしょう。

作業の精度を高めるためには、最初のセッティングや機械の設定を行うオペレーターの存在が欠かせません。また、実際に打ち抜いた後の細かな仕上げ作業も職人的な技術が必要となります。一人前になるまでには少なくとも数年を要すると思いますが、若手には少しでも多く実践経験を積んでもらい、小さなミスを大きな経験につなげてもらえるよう指導を行っています。30年、40年のお付き合いがあるお客様が多いのも、先人たちが積み重ねてきた信頼があるから。次代を担う加工のプロフェッショナルとして、いろんなことに挑戦しながら新しい歴史を作り上げてほしいですね。


尾形政美

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尾形政美


貼箱加工課 係長

始めて貼箱加工の現場を見たときには「こんな世界があったんだ!」って、すごく驚きましたね。自分たちが手にするお菓子やギフト商品の箱は、こういう場所で一つずつ丁寧に作られているんだなって。基本的には機械から流れてきた箱の表面に印刷された紙を貼り付けていくのですが、そこには女性スタッフ特有の繊細さが活かされています。「この箱の中には何が入るんだろうね?」とみんなでワクワク感を共有したりしながら、営業部の方々が一生懸命に設計した箱を形にする毎日です。

今の私の主な仕事は、営業部が作った作業工程を元にパートの方々の適性や勤務状況を見極めながら、正確に効率良く作業が進むよう指示を行うことです。箱の構造や装飾などが複雑化し、作業の難易度も高まっていますが、社員とパートの方々が一つになって仕事に取り組む関係性も三井紙器の大きな強みの一つだと感じています。これからも密にコミュニケーションを図り、みんなで作った紙器を世に送り届けたいですね。


井上卓也

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井上卓也


貼箱加工課 工場長補佐

原型となる箱の表面にデザインが施された紙を貼り付け、美しく加工した箱のことを「貼箱(はりばこ)」と言います。貼箱加工課の重要な仕事の一つが、営業部や企画室から回ってきた設計図をもとに貼箱のサンプルをつくること。想像以上に美しい箱が出来上がった時には、言葉にできないほどの感動を覚えますね。実際に商品を買ったエンドユーザーの方が写真をSNSにアップしてくださることがあるのですが、それを見かけるたびに我が子が褒められているような気持ちになります。

会社からは自由にやらせていただくことが多いので、成長できるかどうかは自分次第とも言えます。新しい知識や技術の習得にも積極的にチャレンジしながら、今後も自分をアップデートし続けたいなって。柔軟な発想力を持った他部署の仲間たちからも刺激をもらいながら、全国のお客様に「三井紙器なら何とかしてくれる」と言っていただけるようなオンリーワンの魅力を生み出していきたいと思います。


大西隆広

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大西隆広


貼箱加工課

まだ入社して1年半ほどですが、貼箱加工の前工程や機械のセッティング、箔押し加工など、いろんなことを任せていただいています。三井紙器では、エッジの効いた美しい箱が制作できる「Vカット」の設備を県内でもいち早く導入したのですが、その担当も僕に任せていただいて。これからの会社の未来を担う設備を任されることは本当に嬉しいですし、自分の存在感を高める大きなチャンスだと思って積極的に取り組んでいます。

たとえば、印刷された紙を貼り付けるための糊の量も、その日の湿度や機械の具合によって配合が変わったりします。機械のオペレーターとしての知識と、職人としての勘の両方が求められるので、覚えることはまだまだいっぱいです。でも、そうやって苦労して作った箱が県外のお店に並んでいるのを見た時は、思わずお土産として購入してしまったり(笑)。これからも魅力的な商品パッケージを届けられるよう、仕事の領域をもっと広げていきたいです。


井上理恵子

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井上理恵子


内務

接客や日々の電話対応、貼箱加工のための材料の段取りから経理に至るまで、内務の仕事は多岐にわたります。たとえば、お客様からパッケージの追加発注をいただいた際には、箱の生産に必要な材料を取り寄せたり、箱の大きさや枚数、断裁の指示などが書かれた指図書を回したりするのも私たちの大切な仕事です。モノづくりの現場には本当にいろんな部署の人が関わっているので、より効率的に、そしてスピーディーに作業を進めていただくための「頼れるサポート役」の気持ちで業務にあたっています。

この会社の魅力は、とてもアットホームな雰囲気の中で仕事ができること。もう一つが、経験豊富なスペシャリストたちが築いてきたノウハウを活かしながら仕事に取り組めることです。どんなことを聞いても答えが返ってくるので、新人の方々にも自分から積極的にコミュニケーションを図ってもらえれば、悩みや不安も吹き飛ぶはず。社員がいつまでも安心して働けるよう会社も取り組んでくれているので、ぜひこの場所で一緒に人生を楽しみましょう。


山口聖子

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山口聖子


内務

以前は東京の会社で営業の仕事をしていました。縁あって徳島に移住することになったのですが、結婚後もずっと安心して働ける会社を探していた時に出会ったのが三井紙器だったんです。当初は親会社である〝三井〟の採用試験を受けたのですが「君はキャラクター的に三井紙器の方が合ってそうだね」と人事の方に配慮していただいて。実際に働いてみると、ベテランと若手社員が自由な社風の中でのびのびと働いていて「これからどんどん成長していく会社だな」って感じましたね。育休や出産などの休暇制度があることも女性にとって嬉しいですし、私自身も近々、新婚旅行のための特別休暇をとらせていただくことになっています。

入社後は貼箱加工課で箱づくりのお手伝いなどを経験した後、現在は内務としてダンボールの手配や売り上げ管理などを担当しています。ダンボールの印刷手配やそのスケジュール管理も任されているので、先方とのやりとりにミスがないよう心掛けています。若手の育成にも力を入れてくださっているので、なんとか次世代の柱の一人になれるよう頑張りたいです。


新宮愛子

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新宮愛子


企 画 室

大学でプロダクトデザインを専攻していたこともあり、より深くモノづくりの仕事に関わりたいという思いから三井紙器への転職を決意しました。企画室の主な仕事は、営業からの依頼をもとに紙器の設計図やサンプルを作ること。クライアントからのご要望をもとにゼロから設計を行うことが多く、ほかの部署と連携を図りながらイメージを具現化していきます。たとえば、すでに商品化された星形の箱があるのですが、これも最初のご要望は「星形の箱が作りたい」というざっくりとしたものでした。

また「箱は自社で組み立てたい」というご要望もあったため、糊を一切使わずに箱が組み立てられるよう設計を開始。トライ&エラーを繰り返しながらようやくオリジナルの箱が完成した時は、本当に嬉しかったですね。複雑な組み立てを正確に行えるようガイドツールを作ることもあり、内職の社長さんから「良い武器を作ってくれてありがとう」とおっしゃっていただいて。これからも、お客様の武器となる箱やサポートツールをご提案できるよう、新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。